ともかく何かを書こう

この場を用いて何を書こうか?
そう考えた時、とりあえずためになりそうなことを書いてみようと思い、書きました。


創作活動において、時にはアイディアが浮かばず、製作が停滞する時があるかも知れません。
そんな時、私は次の言葉を思い出します。


それは太宰治の「懶惰の歌留多(らんだのかるた)」にある一節です。

「苦しさだの、高邁(こうまい)だの、純潔だの、素直だの、もうそんなこと聞きたくない。書け。落語(らくご)でも、一口噺(ひとくちばなし)でもいい。書かないのは、例外なく怠惰である。おろかな、おろかな、盲信である。人は、自分以上の仕事もできないし、自分以下の仕事もできない。」

厳しい言葉とも取れるかもしれませんが、実際この言葉は太宰が怠け者である自分に対して書いているものです。


簡単に言えば、悩み続けるよりは行動した方がいい、ということです。
いろいろ忙しくて時間が取れない、というのもありますが、私の場合は考えすぎている部分が多いので、この言葉は励みになりました。


ただ、この言葉を思い出した後の私の行動は、この後に続く太宰の言葉と同じですが……

「そう思って、しかめつらをして机のまえに坐るのであるが、さて、何もしない。」


みなさんは製作が停滞したと思った時、何か方法をお持ちでしょうか?